マネジメント特別賞
山田養蜂場では、表彰制度を通して従業員同士がお互いを褒め合う雰囲気を社内全体に浸透させていくために、実績を出されている方、常に頑張っている方、業務に対する姿勢が従業員のお手本となる方などを社内で推薦し、それをもとに、月に一度行われる全社活動報告会にて表彰を行っています。
2015年6月23日、ビーハッピーは、親会社である山田養蜂場より表彰してもらいました。これを励みに、更に頑張っていくことを全員で決意しました。
賞状の内容は以下の通りです。
「表彰状 マネジメント特別賞」
株式会社ビーハッピー殿
社会で、何らかの労働によって収入を得られる障がい者は、わずか1%もおられません。ビーハッピーは、そのような障がい者が、仕事を通じて社会に参加できる場所を提供してゆくために設立された、山田養蜂場グループの特例子会社です。
ビーハッピーでは、職場という社会において、従業員が持つべきルールをわかりやすい言葉にしております。
一つ目は、人の話が素直に聞けること。二つ目は、いつでも、誰とでもしっかりと挨拶が出来ること。三つ目は、働くことへの感謝が出来ること。四つ目は、商品への愛情がもてることです。
このように目標としていることは、健常者であっても障がい者であっても、人としてできているのが当たり前のことばかりです。しかし、ビーハッピーが偉いのは、その当たり前のことに、情熱をもって取り組まれていることです。
この4つは、健常者である山田養蜂場の従業員の中にも、出来ていないのではないか、と心当たりのある方もいらっしゃるでしょう。難しい仕事と違って、当たり前のことは簡単だと思って疎かにしがちなものです。しかし、この当たり前の事を情熱をもって根気よく続けることしか、人や組織にとっての成長はありません。
ビーハッピーにもう一つ偉いなと感じるのは、この4つの目標を達成できるように、スタッフや支援員さんが自分たちで様々な仕組みを工夫している点です。
例えば、20日間連続で目標を達成した人は、努力賞として表彰されるという仕組みも、シンプルですがよくできています。19日連続で達成できていても、最後の1日で少しのミスがあれば、容赦なくゼロから再度挑戦するというように、形式的な仕組みではなく、厳しいからこそ皆が真剣に目標に向かって、達成感が得られるようになっています。
また、「良い事」を自ら進んで行っている人に、メンバー間でポイントを与えあう「ハッピーポイント制度」というのも、みんなが「良い所さがし」をする組織風土を、自然に作っていける良い仕組みだと思います。
これらはすべて、他の幹部の方々にも見習って欲しい工夫だと思います。
私は、人生の中で最も多くの時間を過ごす「職場」こそ、実は人間的にも大きな成長のできる場だと思っています。ビーハッピーでは、その人間的な成長のための目標を明確に定め、毎日挑戦してこられたのです。
これからも一人の人の可能性をどこまでも信じて、健常者のお手本ともなる文字通りみんながハッピーになる職場環境作りに頑張っていってください。
ビーハッピーの皆さんのこれまでの努力を讃え、これからの新たな挑戦に期待して、ここにマネジメント特別賞として表彰いたします。
2015年6月23日
株式会社山田養蜂場
代表取締役社長 山田英生