アビリンピック岡山大会でビーハッピーの山本さん、澁谷さんが銅賞を初受賞!

 平成29年度 アビリンピック岡山大会が、7月1日(土)に開催されました。

 ビーハッピーからは6名が出場し、清掃競技で山本修さん、オフィスアシスタント競技で澁谷みどりさんが銅賞を受賞しました。

 

 アビリンピックとは、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構が開催している大会で、障がい者が日ごろ培った技能を互いに競い合うことにより、職業能力の向上を図ることを目的としています。

 ビーハッピーでは、元々、自分たちの業務の成果を第三者に評価してもらいたいという思いがあり、2014年に社員旅行を兼ねて全国大会を視察したことが大会出場のきっかけとなりました。

 清掃競技では、モップの掛け方、机の拭き方など、清掃ルールが細かく決められており、そのルールを遵守できているかを採点します。また、オフィスアシスタント競技は、大量の用紙からミスプリントを除き、折り、封筒への宛名シール貼り、封入、仕分けをいかに正確に多く仕上げるかを競います。

 清掃競技は、大会2ヵ月前から練習を本格的に開始しました。まず、前年度の映像を見て課題を明確にし、大会と同じ環境をビーハッピー内に準備し、練習を実施。その際は、必ず支援員が立ち会い、チェック表を元に各選手に指導を行いました。

 オフィスアシスタント競技では、用紙の三つ折りやシール貼りの練習を実施し、日頃の業務でのシール貼り作業時にも、スピードと正確さを維持出来るように工夫しました。

 練習中は、メンバー同士が声を掛け合ったり、大会出場者が練習している間に、他のメンバーが日頃の業務をサポートしたりと、ビーハッピー全体で協力し合いました。

 清掃競技銅賞の山本さんは、「自分が入賞できるとは思っていなかったので、信じられませんでした」。オフィスアシスタント競技銅賞の澁谷さんは、「初めてだったので、皆に教えてもらいながら練習しました。入賞できたことに本当にびっくりしました」と喜びを語りました。 

 畑取締役社長は、「練習時からビーハッピー全体で取り組み、大会当日も数名が応援に駆けつけました。まさに今年の目標である『チームワーク』で勝ち取った賞だと思います。次回はさらに上の順位を狙います。しかし、大会入賞が目的ではなく、それをきっかけに、日頃の業務のスキルアップに繋げていきたいと思います」と話しました。

 

【2017年の目標】

支援員・メンバーの目標を休憩スペースに掲示をしました。これは、今年の始めに、自分自身で考えてみんなの前で発表した目標です。

ただ貼り出すだけでなく、目標がどこまで達成できているか、どれだけ頑張っているか判るようにする事で、お互いに刺激しあって、全員が目標を達成して成長出来るように頑張ります!!

 

≪メンバーの目標≫

■作業で得意な所は伸ばし、苦手な所は克服出来るように頑張る <福島 翔>

■新しい作業を早く覚える <横部 昌始>

■作業を進んで行う <先本 憲司>

■準備や片付けを早くして、作業に早く入れるようにする <中尾 康了>

■ミスをしない様に丁寧に作業をする <弘岩 龍二>

■新しい仕事にチャレンジをする <黒瀬 太樹>

■しっかり説明を聞く <居森 久美恵>

■一日一日を大切に過ごす <山本 修>①

■新しい仕事を覚える <山本 修>②

■ビーハッピーの仕事(作業)が上手く進んでいくように初めての人にしっかり解りやすく教える <池口 充徳>

■返品のミスをゼロにする <大西 晃>

■色々な作業を諦めない <澁谷 みどり>

■清掃の道具をきちんと確認する <梶 洋暢>①

■新しい作業にチャレンジする <梶 洋暢>②

■支援員さんの指示をちゃんと聞いて、周りをよく見て行動する <本田 洋幸>

■ミツロウろうそく作りをミスなく頑張る <武藤 有哉>

■ロウソクの芯カットを去年より沢山カット出来るように頑張る <松田 彩花>①

■清掃で次の場所に移動する時は、素早く行動する <松田 彩花>②

■作業が終わったら片付けをして、次の作業に移る <飯田 裕也>

■早目に支援員さんに報告して、次の作業に速やかに入る <保田 真一>

■当たり前の事を当たり前に行い、もっと御社に貢献できるように頑張る <山根 暁>

■時間を意識して作業する <森田 紘康>

香々美小学校 体験学習

9月1日・10月6日の2日間、鏡野町にある香々美小学校の3・4年生15名が、ビーハッピーに体験学習に来てくれました。元気良くやってきた子供たちは、手際よくエプロンに着替え、マスク・帽子を装着して少し緊張の面持ちです。

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始めに、「ビーハッピーはこんな所なんだよ!」「こんな人(障がい者)が働いているんだよ!」と説明しました。みんな、きちんと話す人の方を向き真剣に聞いていました。

ビーハッピーでは“あいさつ”をとても大切にしています。小学生たちにも大きな声であいさつをする事と、手話で「おはようございます」「ありがとうございました」をみんなで練習しました。手話の動作の意味を伝えると、みんな「へ~そうなんだ~」と、抵抗なく手話に入ることができ、すぐに覚える事が出来ましたv(^^)v

そして、いよいよ見学スタート!!

と行きたい所ですが、作業室に入る前には、衣服に付いたゴミやホコリをしっかり取らなければいけません。なぜなら、お客様が直接口に入れるはちみつのビンなどがたくさんあるからです。「トルミング」という、掃除機の様な機械を使って体をキレイにします。みんな初めて使う機械に戸惑っていましたが、みんなで助け合って楽しみながらキレイに出来ました◎トルミングが終わったら、いよいよ作業室へ…。

みんな整列をして、「おはようございます!!」と覚えたての手話と大きな声で、元気にあいさつが出来ました(^-^)b すると、ビーハッピーのメンバーからも負けないくらい大きな声が返ってきて、みんな嬉しそうでした!!

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手話<おはようございます>

  1. まず、片方の手を握ってこめかみのあたりまで持ち上げたら、すっと下におろします。枕から頭を離す、という動作で「朝」を表わします。
  2. 胸の前で、両手の人差し指を向かい合わせ、第二関節のあたりから同時に曲げます。指を人に見立てて、お互いにおじぎをする動作で「あいさつ」を表します。
  3. ①と②を続ける事で、朝のあいさつ、つまり「おはようございます」を表わします。

 

まずは、<単発チーム>

“プロポリス”という商品の詰替え袋に賞味期限シールを貼る作業を見てもらいました。支援員さんは、「仕事をやりやすくする為に50ずつ小分けにしてカゴに準備しているんだよ」とか、「シールを正しい位置に貼らないと、機械に通したときに読み取れなかったりするんだよ」など、わかりやすい言葉で説明しようと頑張っています。小学生のみんなも集中して聞いて、なるほど!!と納得顔。手早くシール貼りをしているメンバーに見入っていました♪

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次に、<梱包作業>

山田養蜂場の商品とお手紙を一緒に箱に入れて、お客様へお届けする作業です。梱包では、1つ1つ真心を込め、そして、お客様へ間違った商品が届かない様に、色んな人の目でしっかり確認をしている事を伝えました。みんな、メンバーの梱包のスピードに驚いていました\(◎o◎)/

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最後に、<ろうそくチーム>

まずは、ロウソクとなる巣礎に興味津々。ミツバチがはちみつを食べて体の中で作られるロウで出来ていると聞いてまたまたビックリ。そして、それをカットしたものを巻いていくのですが、巻き方のコツやメンバーがどれだけ速く巻いているのかを実際に見てもらいました。その早業に「すご~い!!」と驚きの声が上がりました。ローソクチームのメンバーも嬉しそうでした。

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実際に、体験してみよう!!ということでツリー巻きを1人ずつ体験してもらいました。巻き方を支援員さんに教えてもらいながらでしたが、なかなか難しかったようで真っ直ぐに巻けなかったり、底にくる面がボコボコになってしまったりと苦戦していました(>_<;)ロウソクが倒れないように、何度もやり直しをしながら巻きました。

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最後にはみんな“合格”をもらうことが出来ました!! お土産として持って帰ってもいいよ♪というと、みんな大喜びv(^-^)v 自分で作ったろうそくを持って、みんなで記念撮影☆

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見学が終わった時には、「ありがとうございました」と手話を使ってあいさつが出来ました。

生徒さんは、みんな素直で明るく元気いっぱい!!私たちはその元気をわけてもらったような気持ちになりました。ビーハッピーで見た事・聞いた事・学んだ事をお家の方やお友達に話をしてくれていると嬉しく思います。そして、あいさつで使った手話もいつか、どこかで、役に立ってくれると嬉しいです。

 

メッセージ入りみつばちクレヨン

ビーハッピーでは、山田養蜂場が販売している「みつばちクレヨン(18色入/木箱)」のフタに、お客様からご希望いただいたメッセージを焼き付けて、お届けするという新サービスを行っています。

みつばちクレヨンは、子どもたちが安心して使えるようにと、間違って食べても大丈夫な世界一安全なクレヨンを目指して開発されたクレヨンです。

その為、お子さんやお孫さんへのプレゼントとして人気の商品です。メッセージに込められた想いをちゃんと届けられるように一言一句、間違いのないようにパソコンで入力し、デザイン、バランスを整えてデータを作ります。クレヨンの木箱には、レーザーで焼き付けるので、やり直しのきかない一発勝負。慎重にレーザー加工機にセットします。無事に出来あがって担当者も一安心。受け取った子供たちの笑顔を想像しながらお絵かきノートと一緒にお届けしています。

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お子様・お孫様へのお誕生日プレゼントやクリスマスプレゼント、ご入園・ご入学お祝いなどにピッタリです。

世界に1つだけのクレヨンをプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

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今後は、クレヨンだけでなく様々なオリジナル製品も作っていきたいと思います!!

8月の梱包箱は・・・

5.6月は「れんげ」

7月は「クローバー」

そして、8月は「ひまわり」の絵になっています。

蛍光色でとても明るいオレンジ色です。

 

ひまわりの近くにみつばちが飛んでいて、とても夏らしい絵になっていますよ!!

今日もさわやかな笑顔で、メンバーは作業を頑張っていますb(^-^)d

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海外からのお客様

8月2日、ニュージーランドの養蜂家、ヨハンさんがビーハッピーを見学に来られました!!みんな、「ハロー!!」でお出迎えです。
梱包作業やはちみつシール貼りの見学、ミツロウでできた巣礎を使ったろうそく作りも体験していただきました。ろうそく作りは初めてと思えない、とても上手な仕上がりに、支援員さんからも「good!!」と褒められていました(*^ー^*)最後は、みんなで集合写真☆

ヨハンさんは「ビーハッピーのみんなの様子を見られて、とても楽しかった!」と、笑顔で帰られました。

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チャック袋シール貼り

「プロポリス300」という商品の詰替え袋に賞味期限シールを貼る作業を行っています。この作業は、1人が50枚単位でシールを貼っていきます。

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決まった位置に“正確”に貼らなければ、機械で印字された日付がシールからはみ出てしまいます。その場合、一旦、中を取り出した後新しい袋に貼り直しになってしまうので、とても神経を使う作業です。

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午前の目標は、4800枚!!メンバーは、タイムを計りながら丁寧に貼っていきます。速い人は、50枚を2分切るスピードで貼っていきます。1枚を貼るのに、2.5秒以内の早業です\(>o<)/

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午前中に4800枚貼り終え、目標達成!!さらに、この日は午後から他のメンバーも加わり更に4800枚を仕上げました。とても神経を使う仕事ですが、みなさん頑張っていました!!お疲れ様でした!(^-^)!

計量カップ 封入作業

6月に発売になった「飲むはちみつ酢」の計量カップの封入作業をビーハッピーで行っています。

飲むはちみつ酢

まず作業を効率的に進められる様、支援員がチャック袋、バーコードシール、計量カップをそれぞれ100ずつ準備します。

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メンバーの作業内容は、

透明なチャック袋にバーコードシールを貼付
 バーコードシールを貼る位置は、表側の右下。ズレないように正確に、素早く貼っていきます。
計量カップ封入
 表側に計量カップのメモリがくるように入れます。この時、容器に汚れがないか目を光らせています。
チャック止め
 チャックを止める時は、中の空気を抜きながら止めて1個完成です。
計量カップ④

作業が終わった時には、それぞれの資材に余りはないかチェックして貼り忘れや封入モレがないか最終確認をしています。作業の正確さと効率や時間短縮を意識し、メンバー・支援員は日々心を込めて作業を行っています。

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梱包箱が変わりました!!

5月と6月の梱包箱は、ピンクでとてもかわいらしい「れんげ」の絵が描かれていました。

 20160706-6月梱包箱(れんげ)

そして、今月(7月)の梱包箱は、「クローバー」の絵に変わっています。

もしかすると、四つ葉のクローバーがあるかも??

 20160706-7月梱包箱(クローバー)

梱包箱が変わったことで、メンバーの気分も心機一転☆

今日もお客様に真心込めて商品をお届け致します(^-^)b

梱包2梱包①
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中学生がやってきた!!!

6月9日(木)と10日(金)の2日間、地元の2つの中学校より10名の中学生が、ビーハッピーに職場体験学習の一環でやってきました。

作業に入る前の生徒たちは、障がい者の方が多く働くビーハッピーに対して、「手足が不自由で、元気がなく、老人ホームや介護をしている雰囲気の会社。」「耳の聞こえない人がいる。」「誰ともきちんと話すことが出来ず、接しにくい。」など、暗いイメージを持っていたようです。

ビーハッピーの1日は手話を使った朝礼から始まります。生徒たちにも朝礼から参加してもらいました。

朝礼では、緊張した面持ちの生徒たちに、先ず事前に覚えてもらった手話で自己紹介をしてもらいました。それを見たビーハッピーのメンバーから「すごいね~」という声とともに大きな拍手がわくと、生徒たちにも笑顔が戻り、一気に明るいムードに!!

その後も続く手話での朝礼中も、見よう見まねで手話を使う生徒さんも続出しました。

 

さあ、朝礼が終わり作業の始まりです。今回は、父の日に向けたギフトセット作りやバウムクーヘンの箱詰め、新発売の「飲むはちみつ酢」につける計量カップの袋入れなど、盛りだくさんの内容でしたが、障がい者が中学生に付いて作業方法から片づけまでを、言葉と実践して見せながら伝えて、全てをミスなくやり切ってくれました。

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 今回、私たちが生徒たちに課した目標は、

「しっかり声を出して返事をする。」

「作業の始まりと終わりには必ず聞こえるように報告をする。」

です。思春期まっただ中の中学生にとっては、声を出すこと自体が恥ずかしい年頃ですが、チームで仕事をする上でとても大切な事であり、みんなの士気が上がり、ミスも減り、全員で情報共有が出来るというプラスの面を伝えました。中には頷くだけの生徒さんもいましたが、作業が終わった時に「ありがとうございました!」と大きな声でしっかり挨拶ができるようになっていました。

 

生徒たち最後の感想は、思っていた以上のものでした。「誰もが、しっかりコミュニケーションがとれて、協力して働けたことが嬉しかった。」「説明もすごくわかりやすかった。」「手話も何となくわかった。」「いきいきと仕事をしていてすごかった。」という言葉をいただき、生徒たちにとって意義のある時間になって良かったとホッとしました。

今回の職場体験学習は、一生懸命に作業する中学生と、ビーハッピーのメンバーの「教える」ことを通して成長した姿は、望外の喜びと感動を私たちに与えてくれました。

これからも機会があれば、こういった取り組みを続けていきます。

 

また生徒さんが、ご自宅でビーハッピーでの体験を楽しく話してもらうことで、

ご家族の方にもビーハッピーの内容が正しく理解される事を願っています。